分院案内 Angel clinic

  産婦人科診療案内  

当院の産婦人科では、一般的な婦人科疾患の治療から、不妊治療、生理痛・生理不順、更年期の治療まで、幅広く診療しております。 また、妊婦健診、子宮がん検診やブライダルチェックなど女性特有の検診も行っております。 婦人科は、受診しづらいと思われる方も多いと聞きますが、当院では気軽に相談しやすい雰囲気作りを目指しております。 気になることがありましたら、何でもご相談ください。


  • 不妊症とは、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しないものをいいます。
    不妊の理由は女性側だけの問題ではありません。さまざまな要因が考えられます。不妊治療は何よりもご夫婦一緒に取り組むことが重要です。一人で悩まずに、何度も話し合いを重ねて取り組んでいきましょう。
    当院では、パートナーの方が、お忙しいなどの理由で、一緒に来院出来ない場合でも治療に参加しやすいように、診察時にLINE通話などを利用したオンライン通話で同席してもらうことを考えております。
    自覚症状がないのも不妊症の特徴です。赤ちゃんが欲しいのになかなか妊娠しないと少しでも不安になったら、当院にご相談ください。
    ※不妊治療に関しては、助成金制度がある市町村があります。お住まいの各市町村窓口までお問い合わせください。
  • ピルは正しく服用すれば、高確率で避妊できるだけでなく、仕事や旅行の予定にあわせて自分の体をコントロールすることができるという利点があります。しかし効果が期待できる反面、副作用が出る可能性もあります。
    当院では、副作用に関しても考慮して、相談しやすい環境をつくり、患者さんと一緒に治療することを努めております。
    ピルを含めた女性のホルモン剤には大きく分けて3種類になります。この中から患者さんに合ったお薬を処方していきます。
    低用量ピル:若い方で生理不順や避妊の目的、もしくは月経前症候群(PMS)、月経困難症の症状を緩和させる目的とする場合が対象になります。また長期服用することで、卵巣がん、乳房良性疾患などの発症予防効果が期待されます。
    中用量ピル:緊急避妊や生理移動目的の場合に処方します。無月経に対する月経発来目的にも服用されます。
    ディナゲスト:子宮内膜症・子宮腺筋症などの強い痛み・多量の出血などで生活に支障が出る場合に処方します。生理を止めて治療いたしますが、適正な使用法を守ることで、低容量ピルより安全安心なお薬です。
  • アフターピル(緊急避妊ピル)とは避妊に失敗した、または避妊せずに行った性交後72時間以内に緊急的に用いる避妊薬です。
    妊娠の不安を抱えたまま次の生理が来るまで過ごすのはつらいことです。もし、不安を感じたら当院までご相談ください。
  • 初診で妊娠がわかったあと、赤ちゃんとお母さんの健康状態を確認するために定期的に行います。病気の早期発見や赤ちゃんの成長を確認する目的も含まれ、心身共に健やかな妊娠期間を過ごすために大事な検査になります。
    通院の回数は妊娠期間によって違います。流産の可能性も高い初期は1~2週間ごとに検診します。中期は1カ月に1~2回、後期に入ると週に1回程度が基本です。ただし急な出血やお腹の張り、痛みなどがある場合は早めにご来院ください。
  • 子宮がんは、子宮頸がんと子宮体がんの2つに分類されます。
    子宮頸がんは、子宮頸部の入り口である外子宮口のあたりに発生します。
    がん細胞の増殖はゆっくりで、正常な細胞ががんになるのに5年以上かかるといわれています。そのため定期的に検診を受けることで早期発見につながります。
    子宮体がんは、子宮内膜に多く発生します。内膜は生理の時にはがれてしまうので、閉経前に子宮体がんが発生することは稀です。月経以外の出血、とくに閉経後の出血は注意が必要になります。少しでも気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
    検査に関しては、問診、視診、細胞診、内診を行い、2週間前後で結果が出ます。
  • 生理痛や生理不順は、ホルモンバランスの乱れから起きます。
    ストレス社会と言われる昨今では、ストレスの影響を受けやすいホルモンが乱れ、身体的負担を抱えている患者さんが多く見受けられます。
    ホルモンのバランスを整えるには、ホルモン剤投与と生活改善が一般的ですが、当院は漢方治療もおすすめしています。
    漢方は、副作用が少なく、他の治療と併用しながら、長期的に投与することで効果が期待できます。
  • 女性の45歳から55歳くらいまでの約10年間を更年期と呼んでいます。
    閉経前後で更年期障害が出るという方が多いですが、理由は卵巣機能が低下しはじめ、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が減ってくることがあげられます。ホルモンバランスが乱れると、さまざまな不調(不定愁訴)が現れやすくなります。肩こり、頭痛、のぼせる、発汗、気持ちがふさぐ、不眠やめまいといった症状で通院される患者さんも多くいらしゃいます。
    女性の体は年齢を重ねることでさまざまな変化をきたします。個人差はあるものの、更年期障害は避けて通れないものだと受け止め、上手に付き合っていくことが大切です。当院では、様々な更年期症状に対して患者さんに合った治療をご提案しております。
  • 子宮筋腫は、子宮にできる良性の腫瘍です。30代以上の女性の約30%に認められる比較的頻度の高い疾患です。発生する原因は不明ですが、女性ホルモン(エストロゲン)が要因していると考えられています。症状がなければ治療の必要性はありませんが、月経量が多い、月経痛が強い、月経期間が長い、腰痛などのつらい症状がある場合には治療を考えます。治療は、ホルモン療法や子宮動脈塞栓術、収束超音波治療、開腹・腹腔鏡手術などがあります。
    卵巣腫瘍は卵巣内にできる腫瘍で、良性、境界悪性、悪性腫瘍の分類があります。無症状であることが多いのが特徴です。そのため、健診等で指摘されることがあります。卵巣腫瘍が捻じれたり、内容液がお腹の中に漏れたりすると急激な下腹痛や吐き気などが起こり、緊急での手術が必要となることもあります。また巨大な卵巣腫瘍になると腹部の圧迫感を感じる場合もあります。
    悪性腫瘍の場合は、現在の症状や今後の治療方針についてじっくりと患者さんと話し合いながら、患者さんの症状に合った治療が可能な大学病院などを随時ご紹介しております。

※エンゼルクリニック産婦人科担当医師は、中村産婦人科でも診察を行っているので、出産時や手術時など処置へのアプローチもスムーズに対応出来ます。 また、高度医療が必要な場合は、埼玉医科大学・日本大学板橋病院・自治医科大学病院など大学病院とも連携しております。