分院案内 Angel clinic

  小児科診療案内  

小児一般外来

咳、鼻水などの一般感冒症状、嘔吐・下痢などの症状の診察を始め、アレルギー症状やお子さまの皮膚トラブルなどの診療分野まで、幅広く診療を行っています。
お子さまの病気のこと、子育てのことで「困っている、悩んでいること」があったら、気軽にご相談して頂ければと考えております。
診察に関しては、お子さまを怖がらせないような雰囲気づくりをモットーとしております。
そのために、小児科を専門とした看護師を常時3人体制で医師の診察に携わることで、診察をスムーズに行うことを目指しています。
お子さまの診察嫌いを克服したり、注射や各種検査の痛みを最小限にすることはもちろん、乗り越えられるような工夫を心がけています。


当院で行っている他の診療案内

  • アトピー性皮膚炎の患者さんは、皮膚のバリア機能が低下しており、さまざまな刺激に皮膚が反応して炎症が生じやすくなります。
    皮疹の広がり方は、小児と成人では異なるという特徴があります。
    アトピー性皮膚炎は皮膚が赤くなってブツブツができたり、カサカサと乾燥して皮膚がむけたり、かさぶたができる場合があります。強いかゆみを伴う皮疹が生じて、バリア機能が低下して普通なら感じないような刺激でかゆみが強くなって掻いてしまい、さらに皮疹を悪化させるという悪循環をたどることが多くなります。人は痛みよりも痒い方が我慢できないため、症状があると掻きやすくなってしまいます。
    アトピー性皮膚炎は、適切な治療により症状がコントロールされた状態が長く維持されると、症状がなくなる「寛解(かんかい)」が期待できる病気です。ただし、患者さんの生活環境や生活習慣などによっては再び症状があらわれることがあるために「治った」とはなかなかいえません。
    治療内容は「薬物療法」、「スキンケア」、「悪化因子の検索と対策」を三本柱として進めていきます。炎症に対しては、ステロイド外用薬やタクロリムス外用薬を個々に、あるいは組み合わせて用いて、これに保湿薬などのスキンケアを継続します。治療により皮膚が一見きれいになっても皮膚の深い層に炎症が残る場合もあるので、治療を途中で止めてはいけません。
    気になる症状がありましたら、当院の医師にご相談ください。
    重症度が高い場合や治療を継続されても症状が改善しない場合は、当院と提携している大学病院に適切にご紹介させて頂きます。
  • アレルギー性鼻炎は、ダニやホコリなどが原因で1年を通して鼻炎症状が認められる「通年性アレルギー性鼻炎」と、スギやヒノキの花粉などが原因で、花粉の飛散時期だけに鼻炎症状が認められる「季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)」があります。
    症状としては、通年性・季節性どちらも、くしゃみ、透明な水溶性の鼻水、鼻づまりが特徴です。アレルギー性鼻炎のくしゃみ、鼻水、鼻づまりの症状のうち、くしゃみは連続して起こり、回数が多いという特徴があります。鼻水は、かぜなどの感染症の鼻水のように粘り気があるものではなく、無色で粘り気がなくサラサラしています。鼻づまりは、鼻の粘膜が腫れることで起こります。くしゃみや鼻水などの症状により頻繁に鼻をかむことで、粘膜を傷つけて鼻出血が起こる場合もあります。それらの症状により勉強や仕事、家事に集中できなかったり、よく眠れなかったり、イライラしたりするなど生活に影響が出たり、また口呼吸になると空気が直接体内に入るため感染症などのリスクが高まります。
    そのため、アレルギー性鼻炎はしっかりと治療して症状を抑えることが大切です。
    アレルギー性鼻炎の治療には「薬物療法」、「アレルゲン免疫療法」、「手術療法」の3つがあります。また、症状の原因となるダニやスギ花粉などのアレルゲンを回避する環境整備も重要です。
    薬物療法ではアレルギー症状を抑える抗ヒスタミン薬の飲み薬や鼻の炎症を抑える点鼻ステロイド薬、鼻づまりを改善する作用があるロイコトリエン受容体拮抗薬などがあります。抗ヒスタミン薬は眠気などの副作用がありますが、近年は眠気の出にくい薬もあります アレルゲン免疫療法という治療もあり、以前は減感作療法とも呼ばれていました。原因となるアレルゲンを投与し、体のアレルギー反応を弱める治療です。注射ではダニ、花粉、カビなどがあり、舌下錠では、ダニとスギ花粉が日本では治療を受けることができます。治療は数年以上必要で根気のいる治療ですが、薬物療法で副作用が出るために治療が続けられない患者さんや、薬物療法だけでは症状が抑えられないような患者さんでは、アレルゲン免疫療法を選択することもあります。
    お子さまのアレルギー性鼻炎に関しても、当院の医師に相談出来ます。
    重症度が高い場合や治療を継続されても症状が改善しない場合は、当院と提携している大学病院に適切にご紹介させて頂きます。

気管支喘息(喘息)は、呼吸をするときの空気の通り道(気道)にアレルギー性の炎症があるため、気道が狭くなって、呼吸が苦しくなる病気です。小さいお子さまですと、苦しさを言葉でうまく伝えることができません。泣いたり不機嫌になったりすることで苦しさを伝えようとします。小児の気道は細いので「ぜーぜー」「ひゅーひゅー」と鳴るように呼吸の音が聞こえる場合があり、咳が出たり、会話がうまくできなかったり、食事や睡眠も十分にできなくなったりすることがあります。ぜん息の症状は昼間より夜間や早朝に悪くなることがあります。(ただし、乳幼児でははっきりと鳴る音が聞こえないこともあります。)

気道のアレルギー性の炎症の治療を行わないと、くり返して何度も喘息発作が起きてしまいます。かぜをひくと症状が悪化しやすくなる場合もありますので、かぜをひかないような注意も必要です。
治療には、大きく分けて3つあります。「喘息発作を治す治療(発作治療)」と「気道のアレルギー性の炎症をしずめる治療(抗炎症治療)」、そしてダニやホコリを減らす「環境整備」です。重症度は、喘息症状のあらわれる頻度とその強さで分類します。また、重症度に応じて治療の程度などを決めていきます。小児喘息の治療も当院小児科医が適切に対応します。

重症度が高い場合や治療を継続されても症状が改善しない場合は、当院と提携している大学病院に適切にご紹介させて頂きます。

子どもの様子を見るときの主なポイント

  • 泣いたり不機嫌になったりすることが多くなった。
  • かぜをひくたびに咳が続く。
  • 呼吸するときに「ぜーぜー」「ひゅーひゅー」と音が出る。
  • 遊びまわって遊んだあとに咳が出始める。
  • 夜間や早朝に苦しそうに咳をする。
  • お子さまの皮膚トラブルや皮膚の病気をきたす、共通の原因として、「バリア機能」が弱いことがあげられます。お子さまの皮膚は大人の皮膚に比べてとても薄いため、「バリア機能」が未熟な状態です。スキンケアをしっかり行うことで、「バリア機能」の回復や維持ができます。スキンケアは、時間と手間がかかり、薬だけではなく、生活での注意点や、入浴の仕方や、お子さんに合わせた方法をお伝えしていきます。
    湿疹(乳児湿疹、脂漏性湿疹、にきび)、蕁麻疹(じんましん)、とびひ(伝染性膿痂疹)、おむつかぶれ、あせも、水いぼ、ウイルス性いぼ、虫刺され、感染性発疹(手足口病、りんご病、みずぼうそう、はしか、風疹)、ケガや火傷の処置など、皮膚のトラブルがありましたらご相談ください。
    重症度が高い場合や治療を継続されても症状が改善しない場合は、当院と提携している大学病院に適切にご紹介させて頂きます。
  • 原因不明の頭痛・腹痛・嘔気・立ちくらみ・手足の痛みを訴え続ける場合、精神的なストレスが原因の場合があります。
    ストレス性の身体症状はこじらせれば不登校、自傷行為、家庭内暴力の原因ともなり、保護者の方々にとっても大きな悩みとなります。
    不登校児相手に叱ればいいのか、甘やかせばいいのか、どう接すればいいか分からない。そういう悩みを抱えている保護者の方は多いものです。

    1)学校に行く直前や深夜に調子が悪くなる。
    2)学校に行かない日は症状が軽い。
    3)塾、部活、家庭内・学校でのトラブルを経験してから症状が増えた。

    例えば、こういった症状が何か月も続く場合、精神的な疾患の可能性があります。
    小児精神疾患は、カウンセリング抜きの投薬治療だけでは、まず症状は改善しません。ですが通院、カウンセリングを継続することで症状は軽減・消失し、最終的には投薬すら不要になります。
    さらに、不登校期間が長いほど復帰が悪くなる傾向があります。早めの受診と子供の精神状態の解析、対応が重要です。

    ※当然、慢性進行性の疾患の除外は必要ですので、検査の必要がある場合には埼玉医科大学へ紹介、受診していただきます。また当院では長時間のカウンセリングが行えないと判断した場合も、埼玉医科大学総合医療センターにて小牧医師が診療を継続します。
    気になる場合には、まずは、当院の担当医師にご相談ください。

当院で出来る主な検査

  • 肺炎を疑った時、ぜんそくがひどい時、おなががとても痛い時、異物を疑う時などに撮影します。
  • 胸が痛い、動悸がするなどの時に使用します。
  • インフルエンザ、RSウイルス、アデノウイルス、診察時に疑いがあるものに関して検査を行います。
  • 院内検査
    CRP(炎症反応検査):感染症などの体内で炎症が起こっていると判断した場合に検査します。炎症疾患の発見のための指標になります。
  • 院外検査
    採血検査一般、アレルギー検査など(結果が出るまでに大体1週間程度かかります)

予防接種(ワクチン)


予約方法

電話予約でお願いしております。接種に関しては診療時間内に行っております。  0493-61-0123

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