予防接種
現代では、お子さんに多くの予防接種(ワクチン)を受けられるようになり、防げる病気が増えました。
接種する種類や回数が多く、どのように受けたらよいかは悩まれることもあると思います。当院では、大切な赤ちゃんをワクチンで防げる病気(VPD)から守るために、ワクチン接種を行っております。最短では、生後2か月目から接種が開始します。下記にワクチンの種類と接種可能年齢、予防する病気を記載しておりますので、ご参考にしてください。
ワクチンは受けたくても体質的に受けられないお子さまもいらっしゃいます。受けることが出来るお子さんは積極的に受けることで感染予防をしていくことが大事だと当院では考えております。
また、当院ではワクチン接種時に2ヶ月目フォローとして、お子さまの体重、身長などの計測及び発育の総合評価をオプションとして実施しています(自己負担になります)。ご希望の方は、予約時にお伝えください。
予約方法
電話予約でお願いしております。接種に関しては診療時間内に行っております。 0493-61-0123
予防接種に関するお知らせ
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2022/8/1
HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)接種のご案内
子宮頸がんは、ワクチンで予防出来るがんの一つです。ワクチンで1次予防を行い、定期的な検診を行うことが大切です。
当院では、ガーダシル(4価ワクチン)及びシルガード9(9価ワクチン)を取り扱っております。 -
2022/4/4
接種に不安がある方は事前に一度受診をお願いしております。
スムーズな接種を行うためにも、恐れ入りますが、何卒ご理解ください。
接種当日は、「接種券一体型予診票」「接種済証用台紙」「健康保険証」「医療受給資格証」 と未就学児のお子さまは「母子健康手帳」を必ずお持ちください。
※接種当日に体調悪化などでキャンセルする場合は、当院にご連絡をお願い致します。
事前にご確認ください
接種予約時にお伝えいただきたいこと
●お名前、生年月日、お電話番号、住民票のある市町村、その他疑問点やご確認したいことがあればお伝えください。
接種来院時にお持ちいただきたいもの
●母子手帳、健康保険証、小児受給者証、予診表
ロタウイルス予防接種当日の授乳のお願い
●ロタウイルスワクチンを接種する場合は、1時間前には授乳を済ませておくように、お願いします。
予約変更・キャンセルの場合
●ご都合や体調不良などで予約変更、キャンセルをされる場合は、お電話でのご連絡をお願いします。
ワクチンの種類
- 定期接種(原則無料、一部負担金あり)
- 任意接種(有料)
- 不活化ワクチン
- 生ワクチン
B型肝炎ワクチン
標準的なスケジュールでは、生後2ヵ月から4週間空けて2回目、さらに1回目の接種から4,5カ月(20週以上)経ってから3回目を接種し、0歳のうちに、計3回接種します。生後2か月になったらB型肝炎、ヒブ、小児用肺炎球菌ワクチンなどと同時接種が可能です。 ※お母様がB型肝炎のキャリアであった場合は接種が異なります。 詳しくは、出産されたかかりつけの医療機関で接種スケジュールをご確認ください。 |
ロタウイルスワクチン
初回接種を生後8週から、遅くとも15週未満までに受ける必要があります。1回目接種して4週間空けて2回目、2回目から4週間空けて3回目を接種します。生後2か月になったらB型肝炎、ヒブ、小児用肺炎球菌ワクチンなどと同時接種が可能です。 |
Hib(ヒブ)ワクチン(インフルエンザ菌b型ワクチン)
標準的なスケジュールでは、生後2ヵ月目から4~8週間隔で3回、3回目から7ヵ月~13ヵ月以上あけて4回目を接種します。初回の接種が生後7カ月~11カ月の場合は、合計3回、1歳~4歳の場合は1回、5歳以上は不可と接種開始時期で異なっておりますので、早めの接種をおすすめしております。生後2か月からB型肝炎、ロタウイルス、小児用肺炎球菌などのワクチンと同時接種が可能です。 |
小児用肺炎球菌ワクチン(15価もしくは20価)
標準的なスケジュールでは、生後2ヵ月目から開始し、1回目から4週間以上空けて2回目、2回目から4週間以上空けて3回目、3回目から60日以上の間隔をあけて生後12か月~15か月に4回目を接種します。接種開始が生後7か月~11か月の場合は合計3回、1歳の場合は合計2回、2歳~5歳の場合は1回、6歳以上の場合は不可と、初回接種開始で異なるため早めの接種が理想です。生後2か月からB型肝炎、ロタウイルス、ヒブと同時接種で開始して、生後3か月からは4種混合(DPT-IPV)ワクチンを加えて同時接種が可能です。 |
5種混合(DPT-IPV-Hib)ワクチン
第1期の期間は、通常4種混合(DPT-IPV)ワクチンで予防します。標準的なスケジュールでは、生後3か月から4週間隔で接種します。 |
BCGワクチン
標準的な接種的なスケジュールは、生後5ヵ月から生後8ヵ月未満で1回接種します。結核は、毎年2万人が発症しているため、大人から子どもへ感染することも少なくありません。乳幼児がかかると全身性の結核症や結核性髄膜炎などを起こし重い後遺症を残す可能性があるため、ワクチンで予防します。 |
MR(麻しん風しん混合)ワクチン
標準的なスケジュールでは、1歳になったら早めに接種します。1歳から2歳の間に麻しん・風疹にかかる可能性が高いため、1歳になったらなるべく早い接種が理想です。1歳のお誕生日にMRワクチン接種すると覚えておくと良いかもしれません。2回目は、小学校入学の前年に1回、出来れば4月~6月に接種するのをおすすめしております。 |
水痘(みずぼうそう)ワクチン
標準的なスケジュールでは、1歳になったら早めに1回目を接種します。MR(麻しん風しん混合)ワクチンと同時接種する事も可能です。1回目接種後から最低3ヵ月以上(標準的には6ヵ月から1年)の間隔を空けて2回目を接種します。しっかりと免疫をつけるためにも2回接種が理想です。 |
日本脳炎ワクチン
第1期は、生後6ヵ月から接種できますが、標準的には3歳からの接種が推奨されています。1回目接種後1~4週間隔を空けて2回目を接種し、2回目の約1年後に3回目を接種します。第2期(9~12歳)に1回接種し合計4回接種します。接種したところが少し赤くなることが10%くらいの人に起こります。 |
おたふくかぜワクチン
1歳になったら、出来るだけ早めに接種することが理想です。感染力の強いムンプスウイルス(おたふくかぜの原因となるウイルス)によっておこる発熱と耳下腺のはれを特徴とします。 |
インフルエンザワクチン
現在は、いくつかのインフルエンザ治療薬が出来ており、早期治療が望めます。しかし、すぐにお薬を服用しても、インフルエンザ脳炎の予防までは期待できません。また、重篤化を予防するためにもワクチンの接種は有効だと考えられており、あくまでもインフルエンザの根本的な対策はワクチンになります。 |
HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)
子宮頸がんは、20歳代から増え始め、30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまい妊娠出来なくなる女性が毎年1000人程度いることが分かっており、また、進行により子宮頸がんで亡くなる方もいらっしゃいます。 |
※ワクチンについて更に詳しく知りたい方は、こちらのホームページをご参照ください。
2か月目フォローのご案内(正常乳児の定期フォロー)
1ヶ月後健診時の後は、通常は3-4か月検診になりますが、保護者様に安心感を持ってもらえるように、当院ではその間に2ヶ月目フォローとして予防接種時にオプションとして行っております。
健診の内容は、
- ・お子さまの計測(身長・体重・頭囲・胸囲)と体重増加率(g/day)の計算
- ・小児科診察(心音、けいれん、股関節、発達状況等)と皮膚の診察
- ・潜在性二分脊椎の確認
- ・停滞清掃の確認
- ・ヘルニアの確認
及び発育の総合診察になります。
ご希望の方は、予防接種予約時にお伝えください。
※オプション:金額3,000円

予約方法
電話予約でお願いしております。接種に関しては診療時間内に行っております。 0493-61-0123